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動物の扱いが上手い人は、外国人っぽい。と思う話

この記事は約6分で読めます。

海外での生活が日常になってきたここ2〜3年。
こちらで外出をするたび、ヨーロッパは犬のしつけレベルが高いなぁと感じます。

レストランや空港、スーパー、バスにも犬を連れて入れるし、道行く犬がみんな良い子。
吠える犬なんてほぼいなくて、飼い主さんの様子をチラチラ見ながらしっかり横を歩く犬、道端で子犬のクリッカートレーニングをする飼い主さん、空き地でリードを放しても呼べばすぐ戻ってくる、などなど。

日本にもしつけの方法は伝わっているはずですが、そのしつけの種類や細い内容にあまり関心が向いていない印象があります。

そんな中で最近気づいた【動物の扱いが上手い人は、外国人っぽい】について、少しお話ししてみます。

 

海外で、私は動物になった気分になる

海外にいると自分が動物になったような感覚になる時があります。

例えば、この前ハンガリーのスーパーでの話。
商品をお会計中、レジのおばちゃんが、私に何かを訴えてきました。
でも、私はハンガリー語が分からないからおばちゃんが言ってる事が分からない。英語で聞き返してみたけど、おばちゃんは逆に英語が分からないみたい。

私は言葉以外の身振り手振り、そしていま自分が置かれている状況の範囲内で「おばちゃんは私に何をしてほしいのか?」を考えなきゃいけませんでした。

こんな事が2度ありまして、、、。

1度目は「この商品はバーコードが読み取れないから、同じ商品もう一つ持ってきてくれる?」という内容。
2度目は「レシートの紙が残り少ないから、支払い2回に分けてもいい?」という内容でした。

我ながら、言葉以外のコミュニケーションでよくそんな内容分かったな!て感じですが、この状況、言葉では分かり合うことのできない人と動物みたいだなって思ったんです。

そんな体験から感じた、【動物の扱いが上手い人】の外国人っぽい?特徴をあげてみます。

 

特徴1:自分の主張を伝えるのが上手

海外の方は自分の考えや主張をしっかり持っている人が多いです。
必ずしも友人同士が同じ意見である必要はなくて、それぞれの意見を出し合ったり議論したりが日常茶飯事です。

この習慣、日本から来たばかりの時は「こっちの人はよく言い合って喧嘩してるな」と感じてたんですが、喧嘩じゃなくて、ただ自分の意見を主張してるんですよね。

日本だったら「これって、本当はこうあるべきだよね」「まあ、そうかもね。」で終わってしまいそうな事を、深堀りして、考えを議論する文化がある。
今までは、自分を言いたいことやりたいことを主張するのはワガママだ、自分勝手だ、なんて無意識に思っていた部分もあったのですが、主張し合って議論することは決して悪いことではないんだなと思ったんです。

そして、この議論には伝える力が必要不可欠なんです。

それは、動物でも同じ。

動物と接する時、動物の訓練や調教をする時、私たち人間は何をして欲しくて何をして欲しくないのか、しっかり動物に伝え続けなければいけません。
「人間を噛んではいけないよ」と犬に教える時、昨日は噛まれてめちゃくちゃに怒ったけど、今日はそこまで痛くなかったしもういいや、みたいな適当な伝え方をすると、犬にはいつまで経っても「人間を噛んではいけない」が伝わりません。

人間は、犬がいけないことをした時はどんな時でも「だめ!」と伝えなければいけないのです。

それは時に、「(人)だめ!」「(犬)やだ!」「(人)だめ!」「(犬)やだ!」みたいな、人間と犬の主張のぶつかり合いになる事だってあります。

そんな時、人同士の議論やぶつかり合いに慣れていたら、動物に対しても主張を上手く伝えられるんじゃないか?と思うのです。

 

特徴2:自分と違う意見を受け入れる

特徴1とは相反することを言っているようですが、自分の意見を主張してばかりではなく、違う意見を受け入れる場面も多々あります。

ヨーロッパは近隣国と陸続きになっているため、外国人や他言語を使う人がとても身近です。

複数の国籍を持っている人もたくさんいるし、同じ国の中でそれぞれ信じる宗教が違うこともあります。
バックグラウンドが異なる人が同じ場所に暮らしていれば、異なる意見を認めざるを得ないというのが本当の所かもしれませんが、とにかく、自分と違う文化や意見を受け入れるという事が日本よりスムーズに行われている印象があります。

受け入れるということは、否定でも肯定でもありません。
ただ「あなたはそうなんだね」と受け入れるのです。
そんな文化のおかげで私も、海外で生活することができています。

動物と接するにあたって、このように自分と違う意見を受け入れることもとても重要だと思います。

例えば、馬が何かをすごく警戒しているとき。
本当はそこを通過して道を進んで欲しいんだけど、馬は指示が頭に入らないくらいそっちに集中してる。

正しい対応はその状況によって違いますが、「人間にとっては何ともないけど、あなたには怖いものなんだね」と馬が状況を理解するまで待ってあげる事も時には必要です。

動物は人間とは異なる感覚を持ち、人間では感知できない音や匂いを感じている場合もあります。
その感覚を、否定もせず、肯定もせず、受け入れることも時に大切だと思うのです。

 

特徴3:喜びも怒りも、感情を体全部で表現する

これ、日本人には苦手な方が多いのでは?と勝手に感じているんですが、そんな私も、人に対しても動物に対しても、怒ることが苦手です。
子どもや動物と、仲良くはなれるけど、ナメられるタイプです(笑)

動物は人間の言葉が分かりません。
「おすわり」「お手」などの指示も、言葉の意味を理解しているのではなく、音と行動を紐づけて理解しているのです。

犬がしっかりおすわりできた時、体全体で「よくできたね〜!」と表現できていますか?逆に、好ましくない行動をした時、毅然とした態度で「だめ!!」と示せていますか?

この特徴にふと気づいたのは、街中で犬のトレーニングをしている人を見かけた時です。
たまたま見かけた風景だったのですが、飼い主さんがリードで繋いだ犬を叱っている状況で、ハンガリー語がわからない私でも「あぁ、今この子怒られているんだ」と感じることができたのです。

人間の中では「だめ!」=「怒っている時の言葉」として認識されていますが、言葉が分からない動物はそこを認識しているわけではありません。
飼い主さんからの「だめ!」と、今怒られているんだと感じる何かが何度も繰り返されることによって、「だめ」が刷り込まれてきます。

その刷り込みのためには、「だめ」以外の要素がとても重要なのです。極端に言えば、「だめでしょー!」と言葉で言っても、表情はニコニコで(こんな事しちゃって仕方ないけど可愛いな〜)という心の声が態度に出た状態を続けると、だめは褒め言葉にもなり得ます。

 

特徴4:言葉はあくまでひとつのツールであることを知っている

隣の国がすぐ近くにあって、電車1本でいろんな国に行けるヨーロッパ。
イギリス以外でも国や首都によって英語が通じますが、いろんな人が出入りする分、言葉の壁が現れる場面もたくさんあります。

そんな環境のヨーロッパで、人々は言葉以外のコミュニケーションをとても上手に使います。
例えばハンガリーのスーパーで起きた私の事例でも上げた通り、言葉が分からなくても通じることは意外と多いです。

日本には「常識と」という範囲内で、言葉が必要のないやり取りがありますが、常識が全く異なる日本人とハンガリー人でも、言語以外に、コミュニケーションを取れる手段があるのです。

言語ではないからこそ、言葉で書いて表現するのはとても難しいのですが、ヨーロッパでは「言葉が分からないなら、無理ね」にはならず、「あぁ言葉分からないのか、じゃあ、こんな表現なら伝わるかな?これならどう?」みたいに、言葉の次に、身振り手振りのジェスチャーや表情、モノを見せたり、考える時間を与えたり、という方法がいくつもあるのです。

 

おわり

 

皆さんも「しつけが上手な人」を思い出してみてください、こんな特徴が当てはまりませんか?

 

海外生活では、全てが日本と異なるため日々いろんなことを感じます。

この記事を通して、皆さんの中でも「気付き」になることがあれば嬉しいです。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます!

 

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