【パリの馬祭り🏇】フランスの競馬場で遊んできた!

こんにちは、ゆりえです!フランスに渡って約1か月が過ぎました。

世界中どこに居ても馬センサーを張りめぐらせているわたし。

街の中でもよく馬を見つけるんですよ~!

ブランドや食品のロゴにいる馬や、絵画やポストカードに使われている馬、もちろん街中で働いている馬やボロの形跡に対しても、しっかりセンサーが働きます(笑)

そんな私が、スーペーへの食材買い出しの道中で目にしたものがこちら!!

馬の祭り!?これは行くしかない!!!

ということで、先週末の9月17日(日)に、パリ東側にあるヴァンセンヌの森内の競馬場に行ってきました!

競馬場の様子はもちろん、こども向けのイベントや変わった競馬の様子も詳しくご紹介します!

あと、後ほど写真が出てきますが、「顔はロバだけど、体は全然大きくて、毛むくじゃらな羊みたいな、謎の動物」の正体を知ってる方がいたら、教えて下さい(笑)

イベント概要

日時:2017年9月17日(日)12~18時

場所:パリ東部、ヴァンセンヌの森内競馬場

<イベント内容>

  • 3歳馬以上が出場するレース✖9
  • ポニー乗馬体験
  • ポニーグルーミング体験
  • ロバの親子展示
  • ミニチュアホースの展示
  • 世界最大の馬の展示

内容的には、日本でもよく競馬場で開催されている色んな世代に競馬・馬を楽しんでもらおう!、といった企画ですね。

事前にメールで招待状を受け取れば入場無料で、体験もすべて無料で楽しめました!

【驚き1】競馬場だけど、競馬がなんか違う。

競馬場でのイベントなので、競馬レースももちろん行われます。しかも9レースも!

日本では、馬=競馬、つまり、馬好き=競馬好き、みたいなイメージがあるけど、実は全く競馬に興味のないわたし。

日本でも、競馬場に行ったのなんて2回だけ(たぶん)。

小さい頃に、福岡の小倉競馬場に行ったのと(覚えてない)、学生時代に実習で大井競馬場に行ったくらい(実習なので競馬は見てない)。

そんな感じで、競馬の知識もないまま、パリの競馬場へ。

すると、、、

えー!なにこれ!思ってた競馬となんか違うけど!

ポロ?は違うか、何て言うんだあのスポーツ。しかもコースも変!

調べたところ、トロットという名の競馬の一種だそう。

日本語では、繋駕速歩競走(けいがそくほきょうそう、けいがはやあしきょうそう)というちょっと難しいお名前。

日本国内でも戦前までは軍馬育成として政府に推奨されていたそう。

(軍馬は、将軍たちが馬に乗って戦う大河ドラマ的な活用だけでなく、大砲や軍装備を運んだりもしていたのです)

しかし、今となってはこのトロットは、日本国内ではほぼ絶滅!!

1971年6月に盛岡競馬場で行われた競走を最後に廃止された。

それ以後、日本国内での馬券発売をともなう競走は行われていない。

ーーーWikipediaより引用

そんな競馬が、国を変えればこんな盛んに行われているなんて…!

イベント開催日ということもあって、家族連れもいっぱい。

そんな傍ら、こんなおじさんもいっぱい。

こんなおじさん、日本にも競馬とかボートレース場の近くにいっぱいいるよね、うんうん。

かと思いきや、こんな大人なパプスペースも!

中には中継画面もたくさんあって、走路がよ~く見えます!

悪天候や冬場はきっと大活躍ですね!

【驚き2】乗馬イベントが、超充実!

さて、ここからは子どものイベントです。私にとっては、むしろこちらがメイン!

動物介在療法(アニマルセラピー)を学び、動物園で働いた大学生時代の経験から、こういう子ども向けイベント観察が大好物になりました(笑)

このイベントでは、無料でポニーの乗馬体験ができました!

馬のお兄さん・お姉さんは、両側に馬をひき、わらで囲まれたサークルをくるっと1周。

順番を待っている子は、ノリノリな子から、お母さんと手を繋ぎながらまわる子、直前でこわがる子まで。

その時感じたのは「馬や乗馬がいくら身近で、日本と環境が違うといっても、こども達はみんな一緒。」ということ。当たり前なんですけど、たとえ国が違っても、こども達は、馬(という未知の生物)と近づくことに葛藤して、頑張って、楽しんでいるんだな~となんだかほっこりしました。

ちなみに、乗馬には身長制限もあり、こんな感じで子供が見ても分かりやすくなっていました。こちらは105センチ未満の子、

105センチ未満の子は、この列に。
130センチ未満の子は、こっちの列に。

乗馬に並んでいる間、子供たちはみんな交代でヘルメットを被ります。

よくわかりませんが、メッシュのシャワーヘッドみたいなの被せられて、そのうえにヘルメットをかぶるスタイルでした。衛生面?なんなんだろう?

怖がるお子さんには、親も一緒に歩いて回っていましたよ。

ほら、お母さんも楽しそう♪笑

乗馬体験自体は、人数制限はなさそうでしたが、馬たちもきちんと休憩・交代しているようで、傍の馬房を覗くと、ぼーっと休憩しているポニーたちがいましたよ。

【驚き3】ふれあい体験が、近い!!

乗馬体験の側では、数頭のポニーでブラッシング体験が行われていました!

それにしても、ち、ち、近い!笑

日本では「馬の後ろに立っちゃダメ!」と言うけれど、そんなのお構いなしでした(笑)

それぞれ好きな道具を使って、馬の体をキレイにしてあげていました~!

そして、心なしか女子ばかり!なかには、お姉さんに教えてもらって、丁寧にたてがみを三つ編みをしてあげている子もいました。

自由に触れるふれあいコーナーでは、こんなに小さい小さいミニチュアホースから、

ロバの親子

そして、こんなに大きい巨大馬まで!

海外の方は基本的に身長高めですから、そう思ってみると、相当大きかったです。

こども向けというより、「え!こんな大きいの!すごっ!!」みたいな感じで、大人がかなり食いついていました!笑

そしてこれも、圧倒的近距離、笑

【驚き4】え、なにこれ?謎の生物。

会場を回っていると、出ました、謎の生物。

どーーーーん。

え????????? ちょっとよくわかんない。

顔はロバ、毛はもじゃもじゃの羊、そして大きい(特に顔が。)

こどもと比べるとこーんな感じ。

こんなに動物好きを貫いてきたわたしも、初めて見た生き物です。

隣にいた中学生くらいの女の子に「これ何?馬?ロバ?」て聞いたけど、その子も知らなかったらしく、2人並んで、ひたすら不思議な生物を眺めて、撫でていました(笑)

この動物を知っている方、いらっしゃいましたらぜひ教えてください!気になる…!

最後に

パリで競馬場に行く機会があるとは思いませんでしたが、行ってみると新たな発見もある楽しい1日でした。

ヴァンセンヌの森競馬場は、パリ中心部からも簡単に行けるスッポトですので興味のあるマニアックな方はぜひ行ってみてください!

2件のコメント

こちらにもコメント失礼しますヾ(๑╹◡╹)ノ”

フランスのシャンティ競馬場は憧れの地の一つです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
行けるのが羨ましいです。
フランスにいるとのことで、フランスの馬情報を得いくつか(╹◡╹)
フランスのボルドーワインは昔馬を動力としてブドウを運んでいた事がながらとなっていて、今でも一部のラベルに馬車が使われている事があるそうです。
フランス料理でよく使われるシャンピニオンドパリというキノコはボロを使って洞窟内で育てるのが一般的なようで、私はフランスに行ったらシャンティ競馬場内でシャンピニオンドパリを使った料理を食べながらボルドーワインを呑むのが夢です笑

繋駕速歩はヨーロッパでは盛んに行われてるみたいですが、実際に見れるのはほんとうに羨ましいです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

毛の長いロバは「ポワトゥーロバ」と言って世界最大のロバの品種だと思います。

興味深い記事でとっても興奮しましたヾ(๑╹◡╹)ノ”
これこらも頑張ってください♩

アルフさん

コメントありがとうございます!
こちらではワインもチーズも馬車のラベルがありますが、そういう背景があってのラベルだったんですね。知りませんでした!
シャンピニオンという文字はよくスーパーのキノコ売り場で見ますし、実際に購入もします。私が食べているキノコがシャンピニオンドパリか?は分かりませんが、こちらから出向かなくても身近にこうして馬が存在するのは、やっぱりヨーロッパならではですよね。

シャンティイ競馬場でシャンピニオンドパリ食べながらボルドーワイン!!
やりましょう!ぜひパリに来てください!笑
私のもうひとつのオススメは、シャンティイ競馬場横にある【馬の博物館】です。
馬だらけです。たまりませんよ(笑)今度ブログ記事にしますね!

ポワトゥールロバで間違いないです!
画像検索したらたくさん出てきました。さすが馬博士です!

こうしてコメントしていただけるとやる気が出ます。
ありがとうございます!これからもよろしくお願いします~🐎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
YURIE KONO世界を駆けるホースジャーナリスト
1994年生まれ、海外在住フリーランス。 ワーキングホリデーを利用しながら、ヨーロッパに住んでいます。 ▶︎2019.7~ ポーランド・ワルシャワ在住 ▶︎うまテラス、馬英語レッスン、オリジナル馬グッズ