
ワーホリビザ申請の中でも、フランスワーホリに特徴的な”申請理由の作文”。
- 作文なんて〇学生以来なんだけど、、、。
- 申請理由って言われても何から書けばいいの、、、?
- あんなにA4用紙いっぱいなんて埋められません、、、。
という方のために、
今回は、エージェントを通さず自力でフランスのワーホリビザを取得した私が、
動機作文を書く時のポイントを教えたいと思います!
まずは必見!申請理由作文の役割と、必ず書くべき4つのポイント
申請書類に作文を含めているからには、大使館側も何かを知りたくて書かせているはず!
ということで、
まずはじめに、フランスのワーホリ申請において
- 申請理由の作文は、どんな役割を果たしているのか?
- あなたが書いた申請理由を、フランス大使館はどういった視点で読むのか?
の判断ポイントを知りましょう。
これらの情報はフランス大使館ホームページのビザ情報や、各書類の項目をよーく見ても分かるのですが、
バラバラな情報だと分かりにくいので、サクッとまとめてみました!
それは、以下の4つのポイントから、あなたのワーホリ生活を知るためです。
- なぜフランスを選んだのか
- 何をしたくてフランスに来るのか
- ワーホリビザである必要性があるか
- (経歴やバックグラウンドは怪しくないか)
では早速、項目ごとに見ていきましょ~
なぜフランスを選んだのか
ワーホリというと、日本人には英語圏であり移民に優しいと言われるオーストラリア・ニュージーランド・カナダが人気ですよね。
その他にも、ヨーロッパ圏ならイギリスやドイツ、アイルランド、オーストリア、ポーランド、スロバキアなんかもあります。
「そんな数あるワーホリ国がある中、あなたはなぜフランスを選びましたか?」
そこが、フランス大使館の知りたいポイント1つ目です!
何をしたくてフランスに来るのか
フランスには、たくさんの歴史と文化が詰まっています。
言語・食べ物・景色・自然・ファッション・ビジネスなどなど、国土も広いから、南と北では文化が全然違ったりするはず。
日本のテレビに、空港に到着したばかりの外国人にインタビューして、日本に来た目的を聞くって番組ありますよね?
視聴者としても、「外国人は日本のこういう所に興味もつのか!」て感じで結構面白い!
フランス大使館の方々も、きっと気になるんです!
(危険な人、不純な?動機の人を入れない、っていう目的もあるでしょうけど。)
「YOUは何しにフランスへ?」
ということで、2つ目に知りたいポイントはあなたの渡仏目的です!
ワーホリビザである必要性があるか
ここはちょっと制度上のお話を。
知っている方もいるかもしれませんが、フランスにはたくさんのビザの種類があります。
あなたが取得しようとしているワーキングホリデービザの他にも、
- 現地就職して働くための就労ビザ
- フランス語を学ぶための学生ビザ
- 住み込み語学習得者のためのオペアビザ
- フランス人と結婚した人のための配偶者ビザ
- 公務や国際機関業務に関わる人のためのビザ
- 研究者のためのビザ
- 社会人研修者のためのビザ
- 自由業・個人事業主のためのビザ など
様々な目的に応じた様々なビザが用意されています。
在日フランス大使館は、日本国民にフランス滞在ビザを発給する機関として、
「申請者に対して、最適なビザを案内する」必要があるのです。
なので、フランス語を学びたいという思いばかり書いていては
「あなたには学生ビザです」と言われるでしょうし、
フレンチレストランやファッション関係で働きたいという内容ばかりでは
「じゃあ就職して就労ビザにしてください」と言われるでしょう。
ワーキングホリデービザを申請するという事を肝に銘じて、
がっつり仕事でなく、がっつり勉強でもなく、
適度に”ホリデー要素”を組み込まれているか?が3つ目のポイントです!
(経歴やバックグラウンドは怪しくないか)
カッコにしているのは、
判断ポイントとして絶対見られている要素だけど
多くの人は怪しい人として判断されない。
からです。
テロやそれに伴う治安の悪化など、移民に関わる問題も増えているなか、
怪しい人・変な人を自国に入れたくないのは当然です。
怪しまれないためにも、学歴や職歴はきちんと書きましょう!
審査では、出身校がどうだとか学歴が良い悪いだのは見ていないと思います。
なので、中退だからといって空白の時期にしてしまうくらいなら、
”2012.4~2014.6 〇〇 University”みたいに中退が分からない形で書いてしまえばいいし、
正社員じゃないバイトや派遣、もしくは不定期でやってた仕事でも
”2015.2~2016.3 Restaurant staff”みたいに雇用形態は分からない形で書いてしまいましょう!
期間がかぶってても大丈夫!
私も、一般的には学歴なのか?と思う”3か月のフィリピン語学留学”を学歴欄に
大きな収入にもなっていない”翻訳のお仕事”を職歴に、しっかり書いちゃいました!
4つのポイントを明記する必要性
4つのポイントがきちんと明記されていないと、
ビザ申請で大使館に行った時に滞在や自身のことについて深く聞かれたり、
審査に追加書類が必要になったり、
審査期間が長引いたり、
最悪ビザがもらえないということもありますので注意しましょう。
実際に、私が大使館で申請書類提出の順番を待っていた時
私の前にいた人が「あなたにはこのビザでなくこのビザが良いです」みたいなこと言われてました。
もしそれで申請を受けてくれなくて追い返されてたりしたら、、、?
知り合いの手伝いみたいなバイトはしてたけど、不定期だったし定職にはついてないから、職歴は何も書かずに出したよ、って人が
追加書類(課税証明書、もしくは非課税証明書)を求められた例も知っています、、、。
事前に出来る準備はしっかり行い、スムーズなビザ取得を目指しましょう!
申請理由、書き方の手順
ステップ1:4つのポイントを明確にする
まずは、必ず書くべき4つのポイント
- この人はなぜフランスを選んだのか
- この人は何をしたくてフランスに来るのか
- ワーホリビザである必要性があるか
- (経歴やバックグラウンドは怪しくないか)
これに対して、自分の答えを明確にしましょう!
”明確”とはいっても1つに絞らなくてもいいし、無いならキッパリ”無い”という答えを出すのもアリです!
(無い場合は、当たりさわりのない文章を付け加えましょう!笑 私もそうしました!)
ただ、ぼや~んと考えている思いや計画を、文章にして書き出そう!って事です。
以下は私の例です。
参考程度にご覧ください。
- この人はなぜフランスを選んだのか
日本ではない外国で、現地に暮らしながら、今の仕事にチャレンジしたかった。
つまり、フランスである必要はない。。。
→無し!(え、いきなり。。。)
強いて言えば、去年の夏に1か月くらい滞在したから、少し知ってるっていう安心感はある。
- この人は何をしたくてフランスに来るのか
パソコン1台、インターネット経由でできる仕事で生計を立てれるようになりたい!
よく言えば、就労ビザも学生ビザも目指してません。
悪く言えば、こいつは何を言ってるんだ意味わからん。
だから、書かない方が安全かな。。。
→当たり障りのない文に変更!
- ワーホリビザである必要性があるか
バイトしたりしなかったり、旅行したり定住したり、学校行ったり行かなかったり、の選択肢があるビザはワーホリだけ。
→必要性はあります!
- (経歴やバックグラウンドは怪しくないか)
偏った思想も持ってないし、テロも起こしません!
むしろテロが怖いです!
→怪しくありません!
ステップ2:やりたい事を書き出す
あなたがフランスに来てやりたい事・やってみたい事を箇条書きにしましょう!
できる・できないに関わらず、思いついたことを全て書きます。
例えば、
- 行ってみたい観光地
- 住んでみたい場所
- 見てみたい景色やモノ
- 食べてみたいもの
- フランスに関して不思議に思っていること
- フランス人の友人と会いたい
- フランス人の友達を作りたい など。
いくらあっても良いですよ!
ここで書いた紙は申請理由の他に”計画書”にも使えるので、捨てずにとっておいてくださいね。
私の場合は、
- モンサンミッシェルに行きたい
- ノートルダム大聖堂に行きたい
- パリの美しい街並みを歩きたい
- ベルサイユ宮殿に行きたい
- ベルサイユ宮殿の馬術ショーを見たい
- 馬の街シャンティイに行きたい
- フランス内でも色んな都市に住んでみたい
- (ニース、マルセイユ、など)
- フランスには世界のルーツがたくさんあるから興味がある
- フランスの田舎町に興味がある
- フランスの農業に興味がある
- フランス人の友人に会いたい
- フランスの働き方と人の暮らしに興味がある
- フランス語に興味がある など。
ほんの一部ですが、こんな感じです。
ステップ3:内容をジャッジして、文章にする
ステップ1の”書かなければならない事”と
ステップ2の”フランスへの思いを伝えるために必要な材料”が揃ったら
さっそく文章にしていきましょう!
分かりやすい文章の書き方としては、以下の2点を意識することです。
・2~4つの理由に絞る
・理由ごとに段落を分ける
私の場合、申請理由を以下の3つに絞りました。
- フランスの文化や生活を経験したい
- 広い国土を持つフランスで、各地方に住んだり、近隣国へ旅行がしたい。
- この滞在を日本での仕事に生かしたい
そして、各段落にステップ1とステップ2で書いた内容を組み込み、
ありきたりの文章を、自分だけの文章にしていきます。
そして最後に再度、ワーキング要素と、ホリデー要素がきっちり盛り込まれているか?を確認するしましょう。
出来る方は英語やフランス語で、苦手な方は日本語で書くと良いでしょう。
実際の申請用紙にも
「日本語、フランス語、英語のいずれかの言語でお願いします。」
とあります。
言語の心配でなく、あくまで内容をしっかりするようにしましょう!
最後に
申請理由の書き方とポイントは以上です!
この情報は、決してフランス大使館から直接教えてもらった情報ではなく、
私がブログや自身の経験から得た情報をまとめたものです。
ビザ申請の際には、それぞれが責任持って申請を行ってください。
とはいえ、他の経験者の方も同じようなアドバイスをされてますし、
実際に私もこれらを意識した結果、無事にワーホリビザを貰えました!
ぜひ参考にしてください!
コメントを残す